
今月の育成講座に行ってきました。
試験まであと2回の授業。
先生からも試験まであと少しだから、今日は頑張ってください!と
はじめにお抹茶を点ててくれました。
茶道はちゃんとしたことがないけども、
とりあえず飲むときだけの作法は身についたような…
これも先生のおかげです。有り難い有り難い…。
今回ははじめの女子トークも案外短めで、早速授業にとりかかる。
まずは着付け前の準備を…。
自分の作業が楽にそれでいて何か省いた…とかないように
帯は着せ畳みにし、小物類は順番に並べていきます。
昔、友人から頼まれた他装の時に、自身が間違わないように
テンプレートを作っていたけど、だいぶ慣れてその必要も無くなりました。

あっ、そうです。今回から帯と帯揚げを替えたのでした。
でも色々ありました…それは後ほど。
まず1回目。


今回、なっなんと着付け時間10分で仕上がりました!!
我ながらびっくり。
もう一人の生徒さんも同じく10分で仕上げられた。
前回から約2分の時短。
先月の授業から、復習は1度しかしていないのです。
それにも関わらず…不思議でしょうがいない。
ただ、細かく見ると駄目な箇所は多数。
裾線がちょっと下がってます。だめですこれ。
でも裾つぼまりになっているのはいいでしょう。

帯のお太鼓の形が不格好。
初めて締める帯だけど、締めやすい。
背中のきもののシワが目立ちます。ちゃんと伸ばしましょう。

帯揚げがはみ出て汚いです。
相変わらず、襦袢の襟幅が左右均一ではないものの
まぁ〜及第点はあげてもいいかな。

問題の衽線、1cm位またずれてます。

2回目。
これまた、10分で仕上がりました。
嬉しいよりも二人とも首をかしげ何故…?と不思議でしょうがない。


帯のお太鼓の形状の下部が変ですね。。。
1回目よりきもののシワはとれたかな。。。

前姿。
比翼の幅が均一じゃないのが汚いな。
襦袢の襟幅は今回は成功かな?
帯揚げもまだ汚いな…。

そして今度は衽線が少しは揃うようになった…
まぐれなことが多いから安定させたい。

横からみると襟の抜き加減がちょっと足りませんね。
留め袖なのでもう少し抜きたいです。

帯の手先の折り込みが汚いです。
もっと直線に綺麗になるように折ること!

3回目。今度は先生をモデルに…。


そしてそして…、仕上がりはともかく、
なんと着付け時間9分25秒!!!!
ひょ〜30秒以上時間が余るとは…
襟はちょっと抜きすぎちゃった感があり、帯はもう少し下のがいいかな。
…というのも、きものの紋の見える幅が上下均一が良いとされているから。
帯の形状ももう少しパリっと仕上げたい。

人体に着せると、トルソーとは違い襦袢の襟の角度が難しい。
もう少し重ねを増やしてもいいかも…だけど、これは着せる人の体型にもよることがあるので、年配の方は胸が下がる分、肩から下にもっと補正をしなくちゃいけないんだな…と思う。
そして今度は帯揚げを絞りに変えたら…仕上がりが割と綺麗になる。

そして…あ〜衽線が揃った!
やった!

だがしか〜し、横から見たらきものの白い比翼の残りがこんなに見えてしまい…これはだめです。

帯の二重の重なりが均一じゃなく、内面がたるんでます。
これも駄目、汚い。

横から見ると、襦袢の襟が後ろ部分見えてしまっているのも駄目よ。

そして脱がす時にわかる、コーリンベルトが上すぎでした。
おまけにねじれてます。これも注意。

この後、先生をモデルにもう一人の生徒さんが、着付け。
そしてこちらも、なんと着付け時間9分30秒!!!
みんなでびっくり。
正直、着せている間の集中力は半端ないけど、それ以外では
この1ヶ月、二人とも何も努力をしていなかったんです。
1ヶ月寝かせて成長???という、不思議な成果が現れる。
今回3回とも10分以内で、先生もちょっとは安心したようです。
そして最後に4回目。
今度は、もう一人の生徒さんと
きもの、帯、帯締め、帯揚げを交換してトルソーに着せる。


これまた、時間は10分以内。
いや〜、速度は安定してきました。
注意すべき点は、だいたい同じ所。

帯締めの最後が飛び出したのはかんな。。。
おはしょりのシワが気になります。
時間があれば、最後仕上げを綺麗にのばしたい所。

今度は衽線ずれたよ。

今回の授業は、みんなすっきりした気分になれた実りある授業となったのでした。でもまだ安心は出来ません。試験受かってから、安心してくださいね、自分…と言い聞かせる。

ご褒美ごはん

またまた先生がご馳走を作ってくださいました。
勉強に来ているのに美味しい食事もして…と、なんとも贅沢な時間です。
そして満腹でまた23時に帰宅…。
おまけ。
今回から帯と帯揚げを変更したのは先に言いましたが、
やってしまったぁ〜〜〜。安物買いの銭失い

たまに判断を間違えてしまう私。。。
今まで練習で使っていた帯揚げは、家にあった多分おばあちゃんが使っていた綸子のもの。昔のものだからなのか、布が柔らかく、幅が狭くとても扱いづらい。
先生にも指摘されて、これでは試験の時に相手が可愛そう…ということで、次回には間に合うように用意しようと思っていたのでした。
リサーチしていたものの、なかなか買いに行けず
授業当日の空き時間で近場のリサイクルショップに行くものの、
欲しいものがなく、でも何か買わなくちゃ…というのが先走り、
間違った判断をすることに。。。
欲しいものは、リサイクル品で白の絞りの帯揚げ。
基本練習にするものは、品がいいものをリサイクル品で格安で手に入れ
本物の生地を理解して慣れていきたいわけです。
何度かこのリサイクルショップには足は運んでいたものの
なかなか都合の良い品は入荷せず、売り場にあるのもは、
新品の木箱に入ったセット品か、単品の白の無地の縮緬の2品のみ。
時間もなく、なんとなくセットでお得?なものを間に合わせで買ってしまった。
それが下記のもの。

きものでは値段を言うのは品格ないとか言われますけど参考までに
値段をいうと、税抜4,800円也。
帯揚げ、帯締め、末広、飾り紐の亀が付いた4点セット。
普段自分が使用する小物類の値段と全然違います。
今回は帯揚げが欲しかったわけで、その使い心地は…というと、
素材を疑うような仕上がりに。帯揚げの素材は一応絹です。
タグにもそう記載されてます。

素材が絹だと、結んだ時に結び目にロックがかかるように緩まないはずが
これは結んでもどんどん緩んでいきます。
なんとなく光沢も疑わしく思えてきたのです。
絹のものって、両生類の肌のようなヌメッ〜としたような光沢になると思うけどこれは光沢が結構大胆な感じ。これ化繊か…???
そんなわけないよな…タグには絹って書いてあるし。。。
ちょっと調べたら、見分け方は燃やすとわかるとのことで、
今度端っこの糸を取って実験しようと思います。
そしてセットの帯締め。
これがまたいやらしい。

ちょっと包み紙をアップで…
金箔印刷で「くみひも」とちょっと高価そうにみえます。

もう一つの包み紙をアップで…
んんんっっっ…!!!!
一瞬「手組み」と見えますが、
金箔印刷がにじんで太くなっちゃった文字…と思わせ、
よく見るとなんとなくそう読ませるような、
漢字に見えるような形状でした。
中国製なり。
新品で手組がこの価格で買える訳がないんです。

そして、飾り紐の亀。
自分が持っている単品で買った金銀の亀と比較してみました。
手前が自前の。奥が今回購入したもの。
これもね、なんか変なの。形状がかたつむりみたいで、
足が4本ではなく、3本なんです。3本足の亀???

むむむっっ…。買った自分がいけないのだけども
木箱でなんか騙されたような、改めて間に合わせで買うなと誓ったのでした。でもでも今回は、このリサイクルショップの隣にまた別のリサイクルショップがありそこでクリアランスセール品の袋帯を買えたので良しとしましょう。…ってことにしました。
…と、8月の授業は無事に終わったのでした。
来月は試験前の最後の授業。Gambariamo...