弥生★卒業式の袴、落選するの巻
今月上旬に卒業式の袴の着付けの勉強会があったから参加してみた。
学院では、大学や専門学校の卒業式の袴の着付けの
仕事依頼が貸し衣装屋からきます。
過去に2回お手伝いしたけども、その時はちゃんと
資格がない時だったから受付のお手伝いでした。
ここ最近は卒業式が平日が多いという理由で避けていたのですが、
今年は卒業式3校分のうち1校が日曜日。
日曜ならできるじゃん…と思い、勉強会に参加したけども。。。
日曜の式に必要な着付師は6名のみ。
見事に実力がなくて落選しました~
今まで避けていたのは、失敗が怖いから…という理由。
団体での着付けの経験ないし、時間短いし、
相手がわからないし、次々と人がやってくるし、
失敗したら着付け部屋の入り口でチェックされ
汚い人はお直し(やり直し)命令が出され大恥をかかされ、
やり直し命令が出された場合は、個人で着付けならいいけど
学院の名がかかっているわけで、エラい目にあうのです。
ここでの着付けは2校の着付師が入るので
公開処刑なわけです。
いつまでも逃げてちゃいけない~と思い、
失敗しないと上達もしないので
まずは勉強会に参加したわけですが、甘かった。
失敗は他でしてください。というわけ。
とっても厳しい実力の世界でしたわ。
選ばれた6名はベテラン先生方になりました。
私は前日の搬入の力仕事のお手伝いをすることに。
だけども、今回挑戦しようと思えたことはちょっと前進。
さらに悔しい、とっても悔しい。と思えたことはもう1歩前進。

お稽古中。。。なんだかピクニックみたいよね。
今回の勉強会では見本時間がはじめになく、
二人一組でどちらかがモデル、着付け側で交互にやって
先生から評価してもらうのですが、
私は年に1度、稽古での着付けしかしていないので
あまり覚えていない。。。で、先にモデルをやらせてもらいました。
自分の番になると以外と手は覚えているもので
すんなり動いたのだけど…
最後後ろ紐を前にもってくる時の力が足りなく緩く
仕上がってしまった。
腰板部分(これは男性用の呼び名か?)から紐を前に持っていく
所作が汚く、大先生が見本を見せてくれて、
左右の指を全部使って仕事します!と
言うも私がやると動きがスムーズじゃないし指がつりそう
こんなんだから落とされて当然なわけです。
袴も手に入れたことだし来年まで誰かを人体実験しましょうっと。

勉強会の帰り、場所にそぐわない格好だけど
着物(ブルーの色無地にサーモンピンクのコート。かなり派手です。)
きたまま近所のホームセンターに行ってみた。
すると小学校低学年ぐらいの女の子が、ずっとこっち見てる。
すっごい視線を感じてその女の子を見たら
なんとその子、お辞儀して走って消えた。
お辞儀してから去るなんて、偉いな~と感心しましたわ。
あ。。。きっと着物に見惚れちゃったのね。
今回着た水色の着物は、今年の初稽古の時に先生からも譲りうけたもの。
正確に言うと先生の知り合いの人から譲られたもの。
着物をやっているといろいろな人が着物を手放す時の
最終処分場となるのです。
この知り合いの方も、もう着ないから家を片付けたいという理由で
おっきな衣装ケースごとドォ~ンと先生のお宅に持って来て
誰か着るなら着て欲しい。着ないなら処分してください。とのことで
先生はこんな派手な色はもう着れないから…で、
私がこの着物を頂いたのです。
他にも博多帯やらなんやら…と頂きました。
そして先生から、
「今日からあなたの着物。ちゃんとご挨拶してくださいね。」
と言われたから、帰宅後、着物を広げて着物に
よろしくお願いしますと挨拶をしました。
今まで生きてて、動物に挨拶したことはある。
食べ物にもある。パソコンにも挨拶はしたことある。
着付けする人に挨拶をしたことはある。
だけど、服に挨拶をしたのは生まれて初めてだな。。。
よく見るとこの着物、少しシミがあるけども
ちゃんと正絹だししつけ糸がついてるから
一度も袖を通していないよう。
それなりの高価な着物だと思うし、
なんらかのわけがあって仕立てたのだろう。
着物は1反の生地に2700匹の蚕が必要らしく、
仕立て上げるのに多くの人が関わるので
私はたまにちゃんとした着物で時間が経っているものを
扱う時に、気の強さでやられる時があります。
これは、着物だけじゃなくて遺跡とか見た時もそう。
マジに倒れそうになりますが、何故か心地よくも思ったり。。。
そうね、この水色の着物が過ごした時間の気にやられないように
ちゃんと挨拶した方がいいわね。と思うのでした。
学院では、大学や専門学校の卒業式の袴の着付けの
仕事依頼が貸し衣装屋からきます。
過去に2回お手伝いしたけども、その時はちゃんと
資格がない時だったから受付のお手伝いでした。
ここ最近は卒業式が平日が多いという理由で避けていたのですが、
今年は卒業式3校分のうち1校が日曜日。
日曜ならできるじゃん…と思い、勉強会に参加したけども。。。
日曜の式に必要な着付師は6名のみ。
見事に実力がなくて落選しました~

今まで避けていたのは、失敗が怖いから…という理由。
団体での着付けの経験ないし、時間短いし、
相手がわからないし、次々と人がやってくるし、
失敗したら着付け部屋の入り口でチェックされ
汚い人はお直し(やり直し)命令が出され大恥をかかされ、
やり直し命令が出された場合は、個人で着付けならいいけど
学院の名がかかっているわけで、エラい目にあうのです。
ここでの着付けは2校の着付師が入るので
公開処刑なわけです。
いつまでも逃げてちゃいけない~と思い、
失敗しないと上達もしないので
まずは勉強会に参加したわけですが、甘かった。
失敗は他でしてください。というわけ。
とっても厳しい実力の世界でしたわ。
選ばれた6名はベテラン先生方になりました。
私は前日の搬入の力仕事のお手伝いをすることに。
だけども、今回挑戦しようと思えたことはちょっと前進。
さらに悔しい、とっても悔しい。と思えたことはもう1歩前進。

お稽古中。。。なんだかピクニックみたいよね。
今回の勉強会では見本時間がはじめになく、
二人一組でどちらかがモデル、着付け側で交互にやって
先生から評価してもらうのですが、
私は年に1度、稽古での着付けしかしていないので
あまり覚えていない。。。で、先にモデルをやらせてもらいました。
自分の番になると以外と手は覚えているもので
すんなり動いたのだけど…
最後後ろ紐を前にもってくる時の力が足りなく緩く
仕上がってしまった。
腰板部分(これは男性用の呼び名か?)から紐を前に持っていく
所作が汚く、大先生が見本を見せてくれて、
左右の指を全部使って仕事します!と
言うも私がやると動きがスムーズじゃないし指がつりそう

こんなんだから落とされて当然なわけです。
袴も手に入れたことだし来年まで誰かを人体実験しましょうっと。

勉強会の帰り、場所にそぐわない格好だけど
着物(ブルーの色無地にサーモンピンクのコート。かなり派手です。)
きたまま近所のホームセンターに行ってみた。
すると小学校低学年ぐらいの女の子が、ずっとこっち見てる。
すっごい視線を感じてその女の子を見たら
なんとその子、お辞儀して走って消えた。
お辞儀してから去るなんて、偉いな~と感心しましたわ。
あ。。。きっと着物に見惚れちゃったのね。
今回着た水色の着物は、今年の初稽古の時に先生からも譲りうけたもの。
正確に言うと先生の知り合いの人から譲られたもの。
着物をやっているといろいろな人が着物を手放す時の
最終処分場となるのです。
この知り合いの方も、もう着ないから家を片付けたいという理由で
おっきな衣装ケースごとドォ~ンと先生のお宅に持って来て
誰か着るなら着て欲しい。着ないなら処分してください。とのことで
先生はこんな派手な色はもう着れないから…で、
私がこの着物を頂いたのです。
他にも博多帯やらなんやら…と頂きました。
そして先生から、
「今日からあなたの着物。ちゃんとご挨拶してくださいね。」
と言われたから、帰宅後、着物を広げて着物に
よろしくお願いしますと挨拶をしました。
今まで生きてて、動物に挨拶したことはある。
食べ物にもある。パソコンにも挨拶はしたことある。
着付けする人に挨拶をしたことはある。
だけど、服に挨拶をしたのは生まれて初めてだな。。。
よく見るとこの着物、少しシミがあるけども
ちゃんと正絹だししつけ糸がついてるから
一度も袖を通していないよう。
それなりの高価な着物だと思うし、
なんらかのわけがあって仕立てたのだろう。
着物は1反の生地に2700匹の蚕が必要らしく、
仕立て上げるのに多くの人が関わるので
私はたまにちゃんとした着物で時間が経っているものを
扱う時に、気の強さでやられる時があります。
これは、着物だけじゃなくて遺跡とか見た時もそう。
マジに倒れそうになりますが、何故か心地よくも思ったり。。。
そうね、この水色の着物が過ごした時間の気にやられないように
ちゃんと挨拶した方がいいわね。と思うのでした。
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