神無月★育成講座六回目

先月末に10月分の着付師育成講座に行ってきました。
この日は先日、初めて参戦した団体着付けのことをもう一人の生徒さんと先生に報告。もう二人してあ〜だ、こ〜だと言い合って先生は、ふんふん…と頷きながらほとんど愚痴りに近い私達話を優しく聞いてくれました。これもみんなが通る道だから…と。
そしてもう6回目になる育成講座。
今回ははじめから時間を計りながらの着付け。
1回目。20分。


だいぶ動作は、安定してきてこのふくら雀の結び方なら20分で仕上げることが出来るようになったけど…おはしょり汚い

そして帯がやや低く、先生に手直ししてもらいました。

理想はこぶし1個分をあける。
分かっているけど、帯が下がってしまう。

で、箱ひだが汚い。
ひだの溝が左右均一、線対称じゃないのは布目が揃っていないから。

そして、先生から帯が下がらないコツを教えてもらう。
帯を結ぶ際、結び目は巻いた帯の上線の上で締めること。
こうすれば、帯の上線がストッパーになって下がりずらくなるということ。

二回目。


おはしょりが船底に…
これは毎回先生から指摘されて、腰紐を締める際、左側をやや上にすればいいと言われているのに、そうやったつもりでもまだ足りないようで曲がってしまう。
後ろ姿…

裾丈を失敗したの図。
これじゃ、引きずってしまいます。
前姿のアップ。
衽線は揃ったけど、船底おはしょりが気になるね。。。

後ろ姿アップ。
ふくら雀の左右の羽の大きさちがくないか…
箱ひだは2回目はだいぶ、溝の深さ巾が揃いました。

3回目かな…
その場で写真撮るものの、時間が空くと覚えてないのよね。
おはしょりを平行にする努力をしたよう。。。



毎度、授業の後はパーティのような豪華な食事を出してくれる先生。
普段ろくなものを食べていない私にはありがたい栄養補給になります。
先生毎回御馳走さまです。
この翌週末、2回目の成人式の前撮りに参加したのでした。
そして…衝撃なことが起きたのでした。
それはまた次回に…
おまけ。
この翌日、通っていたデザイン学校の恩師の法事に出席してきました。
約2年前に先生は旅立った。
先生の余生を共にした妹さんが、この会を催してくださいました。
気張ったことが嫌いな先生だったから…と、生きていたら10月末で80歳になっていたこともあり、法事と誕生パーティを兼ねた会となり、普段着で手ぶらで来てくださいとのこと。
手ぶら…って、困るので友人と相談して、お花とお菓子を持っていくことに。

この先生は学校の名物先生。
と〜っても厳しくでも優しく、職人のようなデザイナーであり先生でした。
世代を超えた変わらない課題を何十年と自分のスタイルを貫いて教えつづけました。
その名も「スライスグリップ」と「ハンドスカルプチャー」という課題。
この法事でも、この課題の名前が出た時に、世代を超えて爆笑でした。
先生がいなくなった今は、教え子である一人が先生の教えを今の学生に教えているそう。
先生の課題。

未だに物作りのベースには、先生の教えがあると思う。
学生の頃はまったくなんの意味があるのかわからない課題でしたが、
今になって先生が何を教えたかったのかよ〜くわかる。
いつの間にか、気づいたら何も考えず自然に頭と体に先生の教えが染み付いていた。
学生時代に十分に土台を固め、社会人になって10数年、そろそろ次のステップを踏もうかな…と
まだまだ貪欲に頑張ろうかな…とね。
前日、いつも行く花屋さんに花のオーダーにし行ったら、
おまけでわたしに…とミニブーケを頂いてしまいました。
とっても可愛い。。。突然お花を貰うのは嬉しいですね。

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